All Along the Watchtower 和訳と言語面での解釈

All Along the Watchtower

All Along the Watchtower

Written by Bob Dylan
From John Wesley Harding

“There must be some way out of here,” said the joker to the thief
“There’s too much confusion, I can’t get no relief

「ここから抜け出す道がなにかあるはずだ」戯者は泥棒に言った
「多くの混乱がはびこり、落ち着くことができない

Businessmen, they drink my wine, plowmen dig my earth
None of them along the line know what any of it is worth”

実業家達が、私のワインを飲み、農家達は私の地球を掘っている
彼らの中に何が価値のあるものか分かる者などいない」

“No reason to get excited,” the thief, he kindly spoke
“There are many here among us who feel that life is but a joke

「わくわくすることなど無い」泥棒が、穏やかに話す
「人生はジョークでしかないと感じる私たちの中にも多くのものがある

But you and I, we’ve been through that, and this is not our fate
So let us not talk falsely now, the hour is getting late”

でも君と私、二人はそれを乗り越えたんだ、これは私たちの運命ではない
だから今は貶めるような話はよそう、日も暮れてきている

All along the watchtower, princes kept the view
While all the women came and went, barefoot servants, too

見張り塔でずっと、王子たちは眺めを保っていた
他の女は行ったり来たりしている
はだしの使用人も

Outside in the distance a wildcat did growl
Two riders were approaching, the wind began to howl

外の離れたところでは野良猫が呻る
二人の乗り手が近づいている
風が轟き出した

Analysis

やってきましたこの曲に

A面にスパイスを与えるような(イマイチな表現)曲です

Businessmen, they drink my wine, plowmen dig my earth

日本で言うビジネス全般に関わる人ではなく、businessを運営する人を指します

続く歌詞から分かるように利益を横取りする描写になるが、そのことから分かるようにplowmenも農作を指導する側であろう
農業者と言うべきか、ただ言葉が少し重い

None of them along the line…

日本語で表現が難しいalong the lineです

同様の単語を使った表現として
Somewhere along the line(他)というものがあります
意味は「途中のどこかに」という風に
along the lineにはひと繋がりのものの中に特定する効果があります

Businessmenやplowmenのような種類の人という風に表したいんでしょう

No reason to get excited…

There’sを付けて「わくわくする理由は無い」と言えるが、
その日本語は何か、わくわくするという事実としての前提があってその理屈を考えているというような感じがします

そのため言葉通りの意にするためにこう訳しました

…life is but a joke

文章構造は 多くのものがある/○○と感じる私たちの中に
となっているため○○は負の文章になる

Life is a jokeであれば簡単ですが、but(以外)と付いたので逆の意味になりそうです

しかしそれが間違いなのはわかってる

慣用的な言い方かと思ったが調べたところ多くはヒットしなかった

想像するにnothing butの使い方ではないかと、
そうすればこの通りの訳になる

…let us not talk falsely

大事なイディオムなので
Let us(let’s) not doという使い方

Falselyは「誤った」という意味から「誤った方向に話しを進める」という意味になるが、
原文はそんなながながとしたニュアンスではないので
意訳だがこう訳した

…the hour is getting late

細かい部分ですが、the hourを時間ではなく日と訳しました

Get lateは暮れると訳せますが、「時が暮れる」のような日本語一般的ではない

All along the watchtower…

タイトルになる部分ですが、この4単語で、何か情景を想像させるような書き出しとして利用される

普段日本語でも使うような用法ですが、意識して歌詞に使えるものではないので覚えておきます

Watchtowerは他もそうしてるように見張り塔としました
展望塔などにもできるが、わざわざ娯楽的な要素を持ってこなくても、見張り塔で十分に状況要素は醸し出せます

…princes kept the view

この部分は王子たちが眺めを見ている描写だと分かります

ただし、調べてみるとkeep the viewには一般的に眺めを見るという意味にはならなさそうです(眺めを見続けるという意味も同じく)
この場合the viewは目標のような意味になり得ますが、その通り訳すわけにはいきませんね

彼らは何か国政について考えて計画を視野にいれながら、実態は下々の景色を眺めているだけ

という考え方もできるかもしれません

ただ、私の結論としては訳の通りです
音節を合わせたり韻を踏むためのものでしょう

While all the women…

少し難しい部分があります
All the womenという使い方です
日本語で「全ての女性」と訳すのは雑ですね

ただ、the womenと特定される集団であることと、whileという単語と合わせて、地上にいるあちらこちらの女性というニュアンスがあることがわかる
結果こう訳した

End

この詩には、曲と合わせて、聞き手を話の世界に馴染ませる効果があります

重要なのは前半のthe jokerとthe thiefの対話です
これが頭に入った聞き手は、その後watchtowerで縁に手をついているprinceを想像することで、二人の目的が瞬時に分かることだろう

All Along the Watchtower

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